用語解説

カントリーリスクとは、投資対象となる国や地域において、政治・経済情勢の変化により投資資産の価値が影響を受ける可能性のことです。投資先の国を政治的・経済的観点から総合的に評価した信用度とも表現されます。

具体的なリスク要因として、国際収支の悪化による外貨不足、急激なインフレや為替変動による資産価値の目減り、革命・内乱・暴動などによる政権転覆とそれに伴う政策の大幅変更などが挙げられます。特に新興国投資では、経済危機による対外債務の不履行宣言や国債のデフォルトが発生する事例も少なくありません。

一般的にアフリカ諸国や中南米諸国はカントリーリスクが高い地域とされています。国債投資においては、債務不履行の危険性が高い国ほど金利が高く設定される傾向があるため、投資家はリスクとリターンのバランスを慎重に判断する必要があります。

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